坂の上の雲 感想 | テレビでおなじみ人気商品

坂の上の雲 感想

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)価格:¥ 670(税込)

 日本が明治維新により、ヨーロッパにおける歴史観にいう「近代(Modern)」を迎え、新しい主権国家体制がスタートした明治時代を背景としているのが「坂の上の雲」。江戸時代以前は現在における「国家」とは何かの概念に相当するような「国」ではなかったのが日本であり、イタリヤと同じような(都市国家の乱立)諸大名ごとに領国が分かれていた時代が続いていた。
 歴史書には時代の出来事とその意味が述べ...
 日本が明治維新により、ヨーロッパにおける歴史観にいう「近代(Modern)」を迎え、新しい主権国家体制がスタートした明治時代を背景としているのが「坂の上の雲」。江戸時代以前は現在における「国家」とは何かの概念に相当するような「国」ではなかったのが日本であり、イタリヤと同じような(都市国家の乱立)諸大名ごとに領国が分かれていた時代が続いていた。
 歴史書には時代の出来事とその意味が述べられているに過ぎないものが多いが、司馬遼太郎さんにより、実在の人物を主人公として、例えば正岡子規により、俳句が言葉を凝縮させた文学として江戸時代の作者による恣意的な側面をもつものから、より体系的(若干の疑問もあるが)なともいえる規則性を持つに至るきっかけとなって(完成度を高めていったのは高浜虚子)いったことなど、病身の子規のことに多くのページを割かれているのが「坂の上の雲」の(1)(2)(3)。
 明治時代の初期から中頃にかけて国防という観点からの国力が殆んどゼロに等しい日本が、清国という東アジヤ地域における老大国の衰亡、ロシヤという大国の「南下の願望」を実現するための侵略とそれに便乗しようとするヨーロッパ諸国の植民地政策などを時代背景として秋山兄弟が愛媛県松山を出て、兄は陸軍、弟は海軍の軍人となる経過が、兄弟の人間性を具体的に描きつつ話が展開されて行く。
 兄は明治の日本陸軍が黎明期に騎兵集団を持つに至る中心的役割を果たす人となって行き、弟は日本海軍の実戦における戦術を体系的に確立した唯一の人となっていくという、二人の職業軍人としての成長の過程が描かれていく。但し、二人の活躍は立場的にも戦略次元のものではない。
 面白いのは、二人を通じて明治維新を主導した薩摩、長州の軽輩が明治初期の陸・海軍の幹部となり、ロシヤやヨーロッパ諸国の侵略を前にして意識の切り替えができない人々が消えて行かざるを得なかったことなど、歴史の表面には出てこない人間模様が描かれている。
 司馬さんの書かれた物としては、文体や表現が「竜馬がゆく」などの場合とは、かなり違っていて「街道をゆく」の各巻と共通するものになっているように感じられる。つまり、小説の筋書きを追っていくことよりも、その節々における司馬史観とも言える主観的記述が圧倒的に多くなっているということを感じる。
 このことが、時代の歴史の細部を捉えるものとして興味深いものになっていると感じる人も多いのではないだろうか。司馬さんの作品が他の作家と大きく違う点であり、文化勲章を受賞されたのは私見として当然と感じる。
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)価格:¥ 670(税込)

 黄海海戦、遼陽会戦では敵失もあり、勝つことが出来た。その一方で旅順は膠着する。
 作者がうまいのは、陸戦、海戦だけでなく、外交、スパイ、日英同盟、戦費調達など、日露戦争を巡る全ての要素を同時に進行させていることだ。
 実力で劣る日本がいかにして勝てたか。勿論明治人の冷静な計算、士気が勝っていたことも確かだが、運や敵失にも助けられている。本当に薄氷を踏むような戦いだ。  黄海海戦、遼陽会戦では敵失もあり、勝つことが出来た。その一方で旅順は膠着する。
 作者がうまいのは、陸戦、海戦だけでなく、外交、スパイ、日英同盟、戦費調達など、日露戦争を巡る全ての要素を同時に進行させていることだ。
 実力で劣る日本がいかにして勝てたか。勿論明治人の冷静な計算、士気が勝っていたことも確かだが、運や敵失にも助けられている。本当に薄氷を踏むような戦いだ。

坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)価格:¥ 670(税込)

以前から読破したかったのですが、文庫本で8巻というのは大変きついと感じておりました。今回11月からNHKでドラマ化されるのをきっかけに読んでおく価値があるだろうと思って気合を入れて読んでおります。
『竜馬が行く』も長編でしたが、司馬遼太郎の文章は、解りやすく、読みやすく、ところどころ結論が先にくる書き方で、『えっ!?』と思わされ、もっと先はこんなに面白いで・・・と読者を先へ先へと誘って...
以前から読破したかったのですが、文庫本で8巻というのは大変きついと感じておりました。今回11月からNHKでドラマ化されるのをきっかけに読んでおく価値があるだろうと思って気合を入れて読んでおります。
『竜馬が行く』も長編でしたが、司馬遼太郎の文章は、解りやすく、読みやすく、ところどころ結論が先にくる書き方で、『えっ!?』と思わされ、もっと先はこんなに面白いで・・・と読者を先へ先へと誘ってくれます。後半は日露戦争を中心に物語が展開し、史実に基いた裏づけで物語が進んでいくので、単なる小説ではなく、今まで触れることの無かった明治時代の歴史を肌で感じられ、どの場面も頷きながら読み進んでいます。4巻までは店頭で購入し、5・6・7・8巻は送料無料を知って、ネットで購入しました。送料無料、大変魅力です!!

坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)価格:¥ 670(税込)

派手な戦闘の描写こそ少ないですが、諜報や外交など戦争は戦闘だけではないことが丹念に描かれていて興味深く読めました。

もともと国力として劣勢の日本は、国家存亡をかけて全身全霊で事にあたる姿はどこか健気です。
ルーズベルトの言葉「専制国家は滅びる」通り、ロシアの官僚制度の弊害がどんどん表面化してきました。国家より自分の保身を優先するあまり、国としての機能を失いつつ...
派手な戦闘の描写こそ少ないですが、諜報や外交など戦争は戦闘だけではないことが丹念に描かれていて興味深く読めました。

もともと国力として劣勢の日本は、国家存亡をかけて全身全霊で事にあたる姿はどこか健気です。
ルーズベルトの言葉「専制国家は滅びる」通り、ロシアの官僚制度の弊害がどんどん表面化してきました。国家より自分の保身を優先するあまり、国としての機能を失いつつあります。

この甘さが、国力を超えた所にある日露戦争の結果を導いたのだろうと如何にも納得できました。

坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)価格:¥ 670(税込)

 陸戦においては、とにかくクロバトキンは全くのヘボ役者として描かれている。
 司馬遼太郎の言う「クロバトキンの恐怖体質」を上手く利用して、日本軍はロシア軍を翻弄、本来であれば勝てない相手にとりあえず勝った。

 この作品は本論(日露戦争)だけでなく、この戦争を取り巻く状況解説が非常に面白い。そろそろ講和の時期を探る日本に対するルーズベルトの動き、考え方などがその...
 陸戦においては、とにかくクロバトキンは全くのヘボ役者として描かれている。
 司馬遼太郎の言う「クロバトキンの恐怖体質」を上手く利用して、日本軍はロシア軍を翻弄、本来であれば勝てない相手にとりあえず勝った。

 この作品は本論(日露戦争)だけでなく、この戦争を取り巻く状況解説が非常に面白い。そろそろ講和の時期を探る日本に対するルーズベルトの動き、考え方などがその一例である。
 この戦争を巡る周辺状況をみると、決して日本の実力だけで勝ったわけではない。喧嘩の相手も選ぶ必要がある。「敵の敵は味方」、この言葉を思い出した次第である。
坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)価格:¥ 670(税込)

この文春文庫版全八冊を短期間で読破したのはもう三十年近く前だ。これが私の実質的司馬遼初体験だった。

それ以前、「国盗り物語」を手にしたことはあったが、なんともつまらなくて結局読み切れなかった。短いセンテンス、改行の多さ、さっぱりし

過ぎた文体といった司馬のスタイルに馴染めなかったこともあった。それが「坂の上」ではページをめくるのももどかしい、とい...
この文春文庫版全八冊を短期間で読破したのはもう三十年近く前だ。これが私の実質的司馬遼初体験だった。

それ以前、「国盗り物語」を手にしたことはあったが、なんともつまらなくて結局読み切れなかった。短いセンテンス、改行の多さ、さっぱりし

過ぎた文体といった司馬のスタイルに馴染めなかったこともあった。それが「坂の上」ではページをめくるのももどかしい、といった熱中ぶりで

全巻読み終えた。「国盗り」から「坂の上」までは何年かあり、私の身にも様々な変化があったからだろう。それから司馬作品をかなり集中的に

読んだ。その後司馬離れの時期があり、さらに司馬他界を機に「街道をゆく」だけ十冊ほど読んだ。現在の私にとって司馬文学は過去のものとな

った。世界観、歴史観といった点で大きくかけ離れしまったのだ。客観的にみても今は司馬の限界や物足りなさを少なからず感ずる。だからとい

って彼の諸作品が価値が低いなどと傲慢なことはとても言えない。私を歴史の世界へ導いてくれた良き水先案内人であったことに変わりはない。

司馬遼太郎が果たした使命もそういうことであったのだろう。なかでも「坂の上の雲」は長く読み継がれるに値する作品である。

「坂の上の雲」と野沢尚さんの死。
「坂の上の雲」と野沢尚さんの死。野沢尚さんの自殺は色々言われていますけど、NHKの「坂の上の雲」の脚本を請けたのが原因じゃないのですか?これって結局中国や韓国にしてみれば見れたもんじゃない。それを国営放送でぇ〜って。そこらの組織の仕業じゃないでしょうか?遅れていたのもその辺の事でしょう絶対に。内容が内容だけに。脅しも入ってるんじゃないですか、そう簡単にはオマエタチーって。脚本の変更を迫られていたのがあまりにも見えてきますね。脅迫でね。◆引用元(http://rd.yahoo.co.jp/rss/l/knowledge/search/*http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1132604556)


坂の上の雲 オープニング&エンディング‐ニコニコ動画(9)
坂の上の雲のOPとEDです。OPは司馬さんの原文から始まります。 原作 司馬遼太郎脚本家 野沢尚(2004年自殺)ほか語り 渡辺謙音楽 久石譲主題歌 サラ・ブライトマン『Stand Alone』(作曲:久石譲) 出演者 本木雅弘(秋山真之 役) 阿部寛(秋山好古 役) ...◆引用元(http://www.nicovideo.jp/watch/sm8984241)



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2009年12月03日

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